花は咲き乱れているけれど・・

2011年5月6日 13時37分 | カテゴリー: 活動報告

統一地方選を終えて

稲城市開票場 
稲城市開票場 
3月11日以後しばらくは厳しい寒さが続き、被災地の方はどんなに寒いだろう、このまま冬が続くのか、いつ春が来るのかなあ、と待ちわびるうちに、時は流れ桜の時期も過ぎて、今はモッコウバラが美しく咲いています。

3月議会終了後は、統一地方選の応援で稲城に通っていました。候補者の中村美保子さんは無事3期目の当選を果たし、開票を見届けて肩の荷を下ろしました

 その翌週シンポジウム『福島原発で何がおきているのか』の実行委員として会場係を担当しましたが、定員の188名をはるかに超す350名近い人達が詰めかけ、会場の外に急きょ用意したモニターの画面に見入り、その関心の高さを肌で感じました。

 25年前チェルノブイリの事故の時は、一人目の子どもが私のお腹にいました。「今、牛乳は飲まない方がいいよ」と友人に言われ、「あ、そうなの?」としか思わなかった世間に疎い母でしたが、やはり当時は、電気の使い過ぎはやめよう、原発はやはり危険だとの運動が沸騰していたそうです。

その運動が鎮まり(原発推進の国策もあり、反対運動は意図的に報道されなかったのでしょうね)今福島原発事故が起こり、また表面化してきています。何より、目に見えない放射能の影響があります。

 六ヶ所村再処理工場、原発のウランの燃えカスをリサイクルして新たな発電の燃料にする工場の本格稼働が迫った2006年、生協はじめとする全国ネットワークが工場稼動反対の署名活動をしました。議員会館の中で何度も院内集会が開かれました。私は12月日比谷の野外音楽堂での集会に参加しました。「サンプラザ中野君」が歌い、岩手県の漁協が大漁旗を持って集い、パレードもありました。

 週ごとに様々な他団体が反対集会をし、パレードをしましたが、一般に報道されることはありませんでした。現在、六ヶ所村再処理工場は試験段階でつまづき、国内でのリサイクルはとん挫しています。しかし全国の原発から集まった核のゴミが六ヶ所村に集まっています。普通に道路を通って運ばれていたことさえ恐ろしいと思いませんか。

 私のように人生の折り返し点を過ぎた身にとっては、開き直って食べたい物を好きに食べれば済むことですが、幼い子どもやお母さんを見ると胸が痛みます。

 避難所にいる福島の人と電話で話すことができました。「いつかこんな日が来ることは分かっていた。原発についての学習会が町でも開かれ、参加したことがあったけれど、関心を持つ人は驚くほど少なかった」と言います。原発を受け入れることで、教育環境が良くなる、福祉が充実する、地元に仕事ができるとなれば、いつか起こるかもしれないリスクには目をつむり、今の生活を良くします、という候補者に投票するのは無理もないこと。

 でも投票した人にも選択した責任の一端があり、国政、地方議会にかかわる人、新しい技術を生み出す科学者はなお一層の責任が問われます。

 市政にかかわる私の責任は今湧き起っている市民の関心を一部の人のものだけに終わらせないこと、不安を解消するために市でやらなくてはいけない事を実行に移してもらうよう働きかけることだと思っています。