岩手県交通のボランティアライナーIN大船渡 に行く

2011年10月7日 18時51分 | カテゴリー: 活動報告

9月27〜29日

大船渡市崎浜の港で側溝の土砂出し。後ろは扉の壊れた防潮堤。津波はこれを乗り越えたのだ。
大船渡市崎浜の港で側溝の土砂出し。後ろは扉の壊れた防潮堤。津波はこれを乗り越えたのだ。
インターネットで町田発のボランティアツアーを見つけ、9月27日発のツアーに行ってきました。バスは町田を夜8時に出発し、東京駅、赤羽、大宮を経由して参加者36名がそろい、花巻温泉に向けて北上しました。

花巻温泉に到着したのは朝5時過ぎ、作業着に着替えて6時から朝食をとり、再びバスに乗り込み 大船渡市に向かいました。直線距離で70Kmほどですが、山中を抜けて太平洋側に到着するまでなんと約2時間の行程でした。途中 陸前高田市を通過しましたが、津波の威力を思い知らされる風景が広がっていました。

大船渡市に到着し 社会福祉協議会のボランティア受付所に立ち寄り 登録手続きをし 私たちのミッションは崎浜の港の側溝に詰まった土砂を取り除く作業であることを知りました。そこからバスで港に向かい、4つのチームに分かれて 側溝の蓋を開け土砂をすくって大きな袋に入れる作業を昼食をはさんで4時間あまり行いました。

メンバーは高校生から70歳と思われるおじ様 半数以上は若い女性で、安全靴を履き、普段持つことのないであろう大きなスコップを手にし作業に集中しました。

昼食時には岩手県交通大船渡営業所の震災当時の所長さんがいらして、話をしてくれました。営業所そのものが津波で無くなってしまい、所長さんもバスでの寝泊りの生活が続いたこと、社員の努力で全部のバスが無事であったことがその後の救援活動の助けになったことなど、営業を再開するまでのたくさんの体験を聞くことができました。

最初はもたついていた作業も後半になると俄然要領も良くなり 効率よく進みました。全員が自分のできることを見つけて心をひとつにして協力し合い、短い時間でしたが充実感を味わうことができました。

とはいっても たった数時間の作業であり、土砂が取り除けたのは100メートルに満たない長さで どれほどの復興の一助になったのかはわかりません。しかしこのような作業のリレーが被災地を知り 思いを寄せる人を増やしていくのだなと実感しました。

翌日は世界遺産に登録され注目を浴びて賑わっている中尊寺を見学して帰ってきました。観光することも東北復興の意義があります。帰りのバスの中は和やかなムードが溢れ 偶然に同じバスに乗った参加者が次々に降車していく時は別れ難い気持ちになったのでした。