福島の人たちの訴えに涙が止まらない

2012年3月15日 17時02分 | カテゴリー: 活動報告

原発いらない3.11福島県民大集会

二本松市小幡地区、幡祭りの里地域活性化協議会の方たちと
二本松市小幡地区、幡祭りの里地域活性化協議会の方たちと
 3月11日は郡山で迎えることにしました。昨年6月に仙台から南相馬、飯館村を見てきて、大船渡市にはボランティアで行きましたが郡山は初めて訪れる所です。

 10日の早朝、雨の中をマイクロバスで出発して北上するうちに雪に変わりました。午後二本松市小幡地区に行き、幡祭りの里地域活性化協議会の方たちと交流しました。郷土料理をいただきながら、地域に古くから伝わる幡祭りや地区ごとに異なる神楽のこと、地域の人たちで除染に取り組んだことなど、お話を聞くことができました。

農業の話はとても深刻で、道の駅や農協で測定器を買って基準値以内のものを販売しているが売れ残りが多く、持ち帰り廃棄していること、地元の小学校では保護者が福島産の野菜を拒否して、使ってもらえないこと。昨年から牛の食べる稲わらは輸入品であること、しかもそれを販売しているのは東電の系列の会社であること、国の政策の矛盾、(除染についてもここは済ませたから大丈夫という方、やってもきりのないことと言い切る方、様々でした)。

郷土芸能の素晴らしさを伝えたい、など、1時半の間に話しきれないたくさんの思いがあることがわかりました。生産者は基準値の範囲だから安全、食べてほしいと願っています。その一方で小さな子どもを持つ親は福島産というイメージだけで避ける人もいるし、内部被ばくについて危機感を持って学んで、ゼロベクレルのものしか食べさせたくないと産地を選ぶ人がいます。

作る側、食べる側どちらの言い分もわかり気持ちは揺れます。町田でも市民測定室の開設を目指している人たちがいます。正確な情報を把握していくことと共に、ある程度の年齢になったら柔軟に食べて生産者を応援しよう、と小出裕章さんは2月26日の町田の講演で訴えていて、私はその意見を支持したいと思います。

 翌日、午前中は市民プラザでのテーブルトークに参加。4つの分科会に分かれて、私は山口県祝島で養豚を営む方から自然の恵みを享受して生きる生活について話を聞きました。会場に郡山市に近い田村町で有機農業を営む方が発言されました。

有機農法を続けて安心して食べられる食材を作ってきた生産者のプライドはズタズタ、親せきからも今年のコメは要らないと言われたり、足が遠のいたりしている現実が涙ながらに語られました。

午後は野球場に移動して「原発いらない3.11福島県民大集会」に参加、加藤登紀子さんの歌、福島の各地域で漁業、農業を営んでいた方、浪江町を追われ、避難した方など、県民の訴えが、どんな唄を聞いても、話を聞いても涙が出てきます。

「外野席は除染をしていないので、小さなお子さんのいる方は気を付けてください。」とアナウンスが流れ、この環境の過酷さを実感しました。(持参した線量計は野球場のスタンドでは0.04μs/h、二本松市との間を車で移動中に0.1マイクロシーベルトμs/hを記録しました。)