なぜ都市の農地がなくなるのか、複雑な理由

2012年3月17日 17時50分 | カテゴリー: 活動報告

農作業受託ネットワーク組織非特定営利法人「たがやす」の第11回総会

 この長い名前を一気読みするのは、年に1回の総会の時ぐらいでしょうか。略して「たがやす」の設立総会の司会を私が(半ば強制され・・)つとめてからもう10年以上になりました。

農作業の応援者を農家に派遣する組織は、東京ではいまだに珍しく、テレビにはめったに出演しないものの、ラジオや雑誌の取材を受けたり、シンポジウムに呼ばれたりとその筋(どの筋?)では、なかなか有名な存在です。作業の主力になってをいるのはリタイヤした男性、女性は子育ての手が離れた50代以上の女性です。

1時間500円の有償ボランティア、事務局スタッフも同じ条件。事務局は援農者の手配、時には自ら援農、外部との連絡に飛び回っています。都市農業を無くしたくないと気持ちから始まった研究会が形をつくり、今では農家会員23名、市民会員110名になり、町田市の市民農業研修の委託を受けるようになりました。

農業委員会委員長のお話
なぜ都市の農地がなくなるのか、複雑な理由

 総会の後で、農業委員会委員長の吉川さんから、なぜ都市から農地がなくなるのか、というお話を聞きました。
とーっても複雑なので細かい説明は省かせていただきますが、代変わりで発生する相続税と農地法が絡み法律が改正される度に農家が翻弄されて、特に市街化区域では条件が厳しく、農地を手放さないと税金が払えないということになるのです。

この現状の中、農地として継続しているかどうかを点検する役割を担いながら法に触れない工夫で町田の農業を継続させたいと農業委員会が活動していることを聞きました。委員長とJAの方と会員の意見交換は町田の野菜と給食の関係の話に移りました。

生産者自身が朝の決まられた時間までに野菜を給食室に届けること自体もたやすいことではないうえに、一定の納入量、カッターで切る場合の大きさの規格があること、泥を落とすとか、ネギなら外側の汚れた皮をむくとか、様々な条件があります。 

町田市では一部の栄養士さんと生産者の熱意が合致して成り立っている状況であり、給食への供給の仕組みができて歴史がある日野市のようにならないか、でも町田市は別の方向を向いているのでは、との農家会員の方の思いを聞くことができました。