シイタケの受難

2012年8月2日 21時21分 | カテゴリー: 活動報告

 私は某(生活クラブ)生協の組合員です。
いつもなら何気なく見過ごしてしまうカタログに混じったA4のニュースに目が釘付けになりました。

町田のシイタケの生産者が7人中2人になってしまったとのこと。以前、役員で農産物担当をしていた時に試食交流会、生産の現場見学などを企画してお世話になっって以来ほとんど毎週シイタケを注文してきました。

町田のシイタケが来ると宝くじに当たった気分でした。これまで使っていたホダ木は福島産です。原発事故の影響でシイタケのホダ木の入手ができなくなった上に基準値以内ながらもセシウムの検出があったことも原因で、利用も落ちているとのこと。

私は生産者の方と知り合ってからほとんど毎週シイタケを注文してきました。原木(げんぼく)を使ったシイタケ栽培は林業であることも知りました。クヌギやコナラなどの広葉樹の枝に菌打ちして薬剤を使わずおいしいシイタケを作ることに誇りを持っていた方たちです。

「シイタケ嫌いの子がうちのシイタケを食べてから大好きになったんだよ」とうれしそうでした。そんな生産者のみなさんがついに生活クラブから離れていってしまう・・・。自然のサイクルに合わせ、屋外での栽培は菌床栽培(米ぬかに様々な栄養分を添加)では作れない価値あるものとして生活クラブは国産で原木栽培のシイタケのみを扱っています。この栽培方法とシイタケの特質が、皮肉な結果を生むなんて。

 今年の3月11日、郡山の集会に参加した時に出合った有機野菜の生産者は「これまで土づくりに励んで、おいしい野菜を作って喜んでもらえることが誇りだった、原発事故でその誇りも吹き飛んでしまった。」と涙ながらに語っていました。

町田でも同じようなことが起きてしまったことが悔しくてたまりません。放射性セシウムの検査はしっかりと行われています。そのデータを信頼しこれからも町田産のシイタケを食べ続けます。