ヒロシマ、ナガサキ、終戦記念日、祖父の戦死

2012年8月20日 14時29分 | カテゴリー: 活動報告

深夜に放送されるロンドン・オリンピック中継は眠くてたまらず、一度も中継を見ることができませんでしたが、そのにぎやかさに紛れてしまったのか、広島の原爆投下記念式典のニュースも残念なことに、今年はテレビで見ることができませんでした。式典の実況中継時も駅でチラシ配りをしていて見損なってしまったのです。

10年以上前、「この子たちの夏」というタイトルで広島、長崎の原爆で子どもを失った母の手記を朗読する機会がありました。女優さんたちが麦わら帽子をかぶって朗読するその姿のままに、私たちも麦わら帽子をかぶって・・・。広島のお隣の山口県に住んでいたので、小学校のバス旅行で広島の原爆資料館を見学に行きましたが、その中で見たことはほとんど記憶していません。でも朗読に参加したことで、原爆資料館で見たであろうことが新しい残像になって、8月6日と9日は特別な日になりました。

そして今年の8月15日の終戦記念日の日、母と話していたら、終戦の前の年、祖父が出征した時のことを語り出したのです。小学校の校庭に見送りの人が集まり、祖父が前に立って演説をした光景を母は覚えていました。小学生だった母の目には祖父は『バリバリの軍国主義者』に見えたとか。それなのに、母の兄に祖父は「軍人だけがすべてではないぞ」と言い残して行ったのだそうです。出征の時すでに自分の死を予感し、歴史の真実を見ぬいたのでしょうか。

母を通して、新たな祖父の姿を知ることができた日でした。