初めての岩波ホール 『ヒロシマ、ナガサキ』ドキュメンタリーを鑑賞 8月5日

2013年8月15日 11時28分 | カテゴリー: 活動報告

  息子が合宿に出かけ少し心の余裕ができたので、以前から行ってみたかった岩波ホールに行くことにしました。2007年、日系アメリカ人、スティーブンオカザキの監督作品です。広島長崎を日本が受けた被害だけでなく、当時の日本が国際間でどのような立場にあったかも教えてくれます。広島に『リトルボーイ』を乗せた機とともに記録隊として2機の飛行機も飛び立ち、広島の空の上から撮影していて、その記録は25年間封印されたといいます。昨年亡くなられた「はだしのゲン」の作者、中沢啓二さんも登場し、その時の光景はセットを作って忠実に再現できるほど鮮明に記憶していると語っていました。

 戦後生まれの私が、こうして戦争の実態を繰り寄せ、記憶にとどめていくことで、少しは後世に伝えられるかもしれない、と思ったのは、最近のことです。我が家の子どもたちが高校生の時の修学旅行先は沖縄で、ひめゆり学徒隊の話を聞き、ガマに入って沖縄の人たちが受けた試練の現場を見る機会をもらっています。高校生で体験したことが記憶の隅に残っていて,それが芯となって戦争の悲惨さを知る力をつけていってもらえればと思います。

戦争を知らない世代が人口の75%を超えたそうです。祖父が出征した時の母の記憶も大切な遺産になるのだなあ、と思っていたところ、東京新聞の投稿欄に「戦争を語る人たちが高齢になり、いまこそ戦争体験者の役割が重要な時に、団塊の世代に引き継いでもらいたい」と願う80歳の方の文章を読みました。憲法改正(悪い)が危ぶまれる中、戦争を知らない世代の力が試されている気がします。