2015年7月14~16日  議会運営委員会で視察に行ってきました。

2015年8月4日 14時27分 | カテゴリー: 活動報告

新潟県新潟市、新発田市、上越市

  町田市は早稲田大学マニュフェスト研究所の2014年度議会改革度調査で全国10位、都内1位となっている。地元にいると、このありがたみをなかなか実感できないものである。今回の視察では3市とも議会基本条例を持っており、ランキングは別として、それぞれ町田市にない長所があると感じた。

●7月14日(火)新潟市

(人口81万人、面積726,45km2、議員数851人)

 (町田市人口42万7千人、71,65 km2

 平成8年に中核都市の指定を受け、平成194月には政令指定都市へ移行した。新潟市議会は早稲田大学マニュフェスト研究所の2014年度議会改革度調査で28位(政令都市中は4位)となっている。

特徴的なのは

●平成233月、議会基本条例制定

平成23年より市民に分かりやすい議会運営にするため、一般質問のうち個人質問で 一括質問一括答弁方式に加え一問一答方式、分割質問方式を選択できるようにした。代表質問は従来通り一括質問一括答弁で行う。

●代表質問を年度当初の議会で実施している。

●政務活動費の交付先を会派から、会派および議員の選択制に変更

●議会基本条例により、議会報告会を開催平成245月より。司会進行報告者、記録などは担当者を決め質疑応答は全員で行う。市内8区のそれぞれで実施、自身の選挙区の会場は担当しないように班を編成。

●決算特別委員会 平成25年に実施方法を変更し、全議員の半数で設置していた委員数を全議員で、常任委員会に合わせて4分科会とした。

※本会議場の議席ごとにマイクがない。答弁台を別に設けている。

715日(水)新発田市

(人口10万1千人、面積532,82km2、議員数27人)

 新潟市議会は早稲田大学マニュフェスト研究所の2014年度議会改革度調査で172位、2015年度90位となっている。

特徴的なのは

●議会基本条例(平成212月定例会可決,4月施行)の理念を具現化するため、平成22年度から議会報告会を開催

付随して、議員の質問に対する市長等からの反問権許可

●議会基本条例の制定以前に、小企業活性化推進条例(平成20年施行)を議員の政策提案により制定している。

一般質問、会派代表質問の最初の質問は一括質問再質問以降は共に1問1答方式。この方式は町田と同じ。

716日(木)上越市

(人口20万人、面積973,81km2、早稲田大学マニュフェスト研究所の2014年度議会改革度調査で5位、議員数31/条例定数は32人)

 昭和49429日に直江津市と高田市が合併し、平成171月には周辺の13町村との合併により、上越市が誕生、平成194月には特例市に移行している。面積の69%が中山間地域である。旧村の地域では過疎が深刻になっている。

今回は当時議長を務めた議員さんから直接話を聞くことができた。

●議会基本条例は平成21年度検討委員会がスタートし、平成2211月に可決された。合併特例でその時期は議員が48人おり、59回の会議を開いたとのこと。広報広聴委員会、課題調整委員会、政策経営委員会がこの条例の具現化を牽引している。

●議員提案による条例

平成236月、中山間地域振興基本条例制定、市長が政策の柱にも取り入れられた。制定にいたるまで、地域に議員が入り、住民から丁寧な聞き取りを行った。20119月にマニュフェスト大賞最優秀評価賞を受賞している。

平成269月 地酒で乾杯を推進する条例制定・・13の酒造を抱え、地域経済の振興を促すためにコンベンション協会やホテル協会の協力も得ている。

  議員報酬、政務活動費も町田市議会から見ると潤沢とは言えない中で市民の政治参加を進め、提案型重視する上越市議会の姿勢に頭が下がる思いであった。翻って町田のことを考えると、議会改革度ランキングは上位であるが議会基本条例の制定へと向かう気配はない。当面は決算委員会の持ち方の見直しが急がれる。