総務常任委員会の視察報告 5月9日午後「福岡県 産業・観光振興③ 久留米市」

2017年5月30日 13時32分 | カテゴリー: 活動報告

久留米スタイルによる、一貫した産業支援について

説明:商工観光労働部新産業創出支援課  場所:福岡バイオインキュベーションセンター

久留米市はもともとゴム産業が盛んで、ブリジストン、東芝発祥の地である。そして、福岡空港、佐賀空港に近く、九州新幹線も開通し、交通の便が良い。ゴム、食品、バイオ関連、自動車関連の製造業が産業別従業者数の中では11%をしめ、第3位となっている。(3年前にダイハツも参入した。)こうした背景から、1983年には福岡県が中心となって久留米・鳥栖テクノポリス開発構想が策定され、1985年に「久留米テクノ・リサーチパーク建設構想」策定。1987年に福岡県、久留米市、民間企業による第三セクター「株式会社久留米リサーチパーク」設立。

1989年にはリサーチセンタービルが竣工・オープンした。

2001年 福岡バイオバレープロジェクトスタート久留米リサーチパークを拠点に県南部の筑後地域のバイオ関連産業を集積させ、バイオテクノロジー分野の研究開発支援とベンチャーを育成することを目的とした。元々のゴム産業が製品出荷額の3分の1を占めていたが、横ばいであったことから新たな基幹産業の育成が課題であった。

2004年3月には実験室・事務所を兼ねた賃貸式のインキュベーション施設である「福岡バイオインキュベーションセンター」が竣工。2004年にはリサーチパークの外でも福岡市内九州大学病院内に九州臨床研究センターが設立。大学病院の連携により、製薬会社などからの治験の依頼による臨床研究を支援する施設である。

久留米リサーチパークは約20社が入居している。100%稼働しており、オープンラボ(バイオ研究用分析機器を低料金で貸し、専門職員がサポート)の利用率も高い。

バイオファクトリーの施設や設備などのサポート環境が良い。製薬、食品会社出身のコーディネーターによるきめ細やかな企業支援を行っている。筑紫銀行からはインキュベーションマネージャーが常駐し資金面や経営面でのアドバイスをしている。

今後は製薬関係の企業誘致を進め拠点化していく、機能性表示食品などバイオ技術を活用した商品開発に重点を置くとのこと。政府関係機関移転方針も決定している。新たな地方創世交付金も活用していく。

説明を聞いたのち、オープンラボと、入居する会社の一つを見学させてもらった。