八王子市 戸吹クリーンセンターに行く 2017年8月9日

2017年9月12日 12時06分 | カテゴリー: 活動報告

町田市のリサイクルセンターの敷地に隣接するA池の辺(いけのはた)・B峠谷(とうげだに)最終処分場には日の出の処分場に焼却灰の搬出が始まる以前の約20年間分の焼却灰が埋設されています。まだ終了届(※)が出されていない状態です。近隣住民を含めた協議会、検討委員会、地区連絡会などを、市が開催し、A・Bの上部利用についての構想が話し合われているところです。

A・Bに隣接する『旧埋め立て地』は、ごみの焼却が始まる前に谷戸に粗大ゴミ、生ごみ、電気製品、産廃等、あらゆるものが埋められていた場所で、現在は駐車場・ビン・カン処理施設、リサイクル広場になっている場所です。

A・Bの上部利用について、近隣住民からは新焼却炉が稼働する2021年から上部をスポーツ公園として利用開始したいと期待が寄せられています。

※終了届けとは

処分場の上部利用を進めるためにはまず、ごみの埋立てが終了した後には、まずごみの埋め立てが終了した後に『埋立処分終了届け書』を東京都に提出する必要があります。

一方、八王子市の戸吹クリーンセンターに隣接する戸吹スポーツ公園は焼却灰埋め立て場の上部利用がすでに始まっている場所です。利用に至るまでの経過は、議会事務局を通して資料要求をしているところですが、まず現地に行って様子を知りたいと環境部会のメンバーで出かけてきました。

戸吹クリーンセンターは八王子市の北側、あきる野市との市境に位置しています。もともと深い谷戸だったようで、焼却灰の埋め立てによりかさ上げされ公園になってもなお起伏に富んだ場所でした。

まず施設見学をしました。

可燃ごみの焼却施設

適正な温度(900℃〉管理のため、灯油や資源化できない廃プラを混ぜて調節しているとのことでした。クレーンが上下してピットのたまったごみを均質にする為かき混ぜている様子を見ました。

不燃物回収施設

八王子市の場合、不燃ごみは金属(小型家電含む)、ガラス、せともの類の3種類です。市民の認識不足に加え、在宅医療が増加していることも影響し、医療系のゴミが混ざり、手作業での分別の際に注射針が刺さる事故も発生し血清を打って対処するなどしたことがあるそうです。 一般ごみと混ざらないようにする対策の強化について医師会との連携が必要とのことでした。

 

容器包装プラスチック回収施設

インスリン注射がプラスチックごみに混入

八王子市の全ての容器包装プラスチックがここに集められているので、異物除去のラインはペットボトル1ライン、プラ容器3ラインと規模の大きな施設でした。ここでもエピペン(アナフィラキシーショックをやわらげる注射器)、注射針などのいかに危険な異物の混入を防ぐかが課題だそうです。手選別ラインでは職員立ち合いのもと、障がいのある人の就労の場所になっています。

八王子市は戸別収集の利点を生かし地域で分別がきちんとできているか否かの状況に応じて、戸別に働きかけ、資源化率アップの成果を上げており、資源化の徹底で八王子市の最終処分場に送る焼却灰は20年間で200トンから60トンに減少したとのことです。

医療系ごみの適正な廃棄について、医師会との連携強化や更に法整備の必要性も感じました

 

結束されたプラスチック

施設見学の後、テニスコート、ローラースケート場、ツリークライミング場などもあるスポーツ公園の中を歩く予定でしたが、残り時間と炎天下のため、公園中を歩くのは次の機会としました。