毎年萩市の実家に帰ると海や川で魚をすくって遊んでいます。1年ぶり、といさんで網を動かしました。ウグイと台湾シジミとグッピーがとれました。ウグイはもともと三沢川にいる魚だそうです。
シジミは殻の色がうすい茶色の台湾シジミです。台湾や南洋原産で、三面コンクリートの川でも繁殖できるこの二枚貝が、今各地の川で繁殖しているそうです。グッピーだってもとは熱帯魚が川に放流されたものです。
昨年多摩市の大栗川に行った時、カメの調査をしている方に会ったのですが、ミシシッピ−アカミミガメ(縁日で売られているミドリガメ)が亀の世界では多数派になり、クサガメやイシガメなどが減っている、と聞きました。弱肉強食とはいいますが、もともと日本にいた生物が環境の変化により外来の生物にとって代わる、こんな状況に歯止めはかけられないのでしょうか。
魚ポストというものが多摩川で捕れた外来魚を川に戻さないよう、大きな水槽に預かる魚ポストをNPOが作っていることをラジオで放送していました。そんな地道な活動もあるのですね。
鶴見川でもカミツキガメが捕獲されたと立て札が立っていました。ペットショップでは何でも売っているけれど、家電のリサイクルじゃないけど、買えなくなったら買ったお店に引き取りしてもらう仕組みはあるのかないのかつくれるのか・・
川の手入れって見た目が良くないと思いこんで草を思いきり刈らないで護岸に魚の隠れ家になるような草を生やしておく。川の手入れをしているつもりで環境を悪くしている、そんな話も聞きました。丸太を水際に固定して川を縁取る、そんな工事も見た目重視の生き物の住みかにはなりにくい環境になるそうです。
6月の市議会で大地沢青少年センターのそばの川の改修と水生生物について質問しましたが、今後も生物が住みやすい環境は人も生き生きと育つ環境になることにこだわって行きたいと思います。
魚とりに熱中して楽しい夏の思い出になる、そんな川が都心に
も欲しい!
穴澤天神社の下に湧水
魚すくいをした場所から下流に向かうと、神社境内の崖下の洞窟から湧水が出ています。取水パイプがちいさな洞窟のそばにあり、名水ということでひっきりなしに水汲みの人が来ていました。
「毎日来て涼んで水を汲んでいます。この水でお茶を飲むとおいしいですよ。」という常連さんもいました。
沢ガニの死骸を見つけました。夏の日差しの中、体も心も涼しくなる場所でした。
町田でも大地沢で生き物観察会が31日に行われます。
それについてはまた後日に・・